銀鏡塗装とは
ABOUT
ABOUT 銀鏡塗装とは
”銀鏡反応”という無電解メッキを利用した塗装方法です。
有害な金属を用いないで、”化学反応によって純銀を表面に精製する”銀鏡塗装技術は高級な意匠性を付与し、表面加飾による差別化を求める産業界やハイブランド業界で需要があります。
従来、銀鏡塗装に使用した排水は産業廃棄物として専門業者に処理を依頼していました。
しかし、使用した水は中和する事により
純度の高い銀を精製する事が可能で、銀鏡は環境にもやさしく、
有価物として企業の利益に還元することができます。



FLOW 塗装工程
ダイテックが開発したミラーシャインは、スプレーガンによる作業の効率化が大きな特長です。湿式メッキ作業の工程では20余りの浸漬(しんせき)工程あった作業工程も、スプレーガンを使用した場合は7工程になります。
アンダーコート
銀鏡の下地処理を行ないます。(乾燥)
第一活性化処理
K-103液でアンダーコート塗装面のハジキがなくなるまで塗布し、活性化させます。(純粋洗浄)
第二活性化処理
塩素の除去に効果を発揮し、銀析出を促進させることで付着性の向上につなげます。
銀鏡塗装
銀鏡液(LA)と還元液(LB)を、指定の内部混合ガンで被塗物から200~250mmの距離で均一にスプレーし、銀を析出させます。(純粋洗浄)
安定化(リンス)処理
S-2液をスプレーすることで、前工程の銀鏡反応の未反応物を除去すると同時に、安定した銀を析出させ、変色防止等に効果を発揮します。(純水洗浄)
エアブロー・乾燥
水切りと乾燥が不十分になるとトップコートの付着性が低下してしまうため、水滴を丁寧に除去し、乾燥させます。
トップコート
仕上げに銀鏡の上塗りを施します。(乾燥)
FUNCTION 機能
抗菌性・殺菌性
銀に由来する抗菌、殺菌作用を銀鏡塗装をすることによって付与することができます。
菌の繁殖も防ぎます。銀鏡塗装することによる抗菌、殺菌作用は医療関係の機器に採用される実験が進んでいます。
光反射率
一般的なメッキのクロムが82〜83%の反射率に対して、銀の反射率は98%です。
純銀を表面に生成する銀鏡の技術では98%の反射率による美しい鏡面が特徴です。色付けの際のぼやけや発色の悪さも無く高い意匠性を誇ります。
光熱反射率
銀が熱を反射、透過することで熱を保持することが無く、表面が全く熱くなりません。熱くならないことによって遮熱効果のある製品に活かされることが期待されています。熱反射の体験も行っておりますので是非弊社へお越しください。
高い電導性
銀鏡の施工をすることによって通電性を与えることもできます。普段電気を通さない性質の物も施工を施すことによって電気を通す性質を持つものに変えることができます。